CAT BUNNY CLUB（キャット バニー クラブ）
植村 忠透と佐々木 香菜子が主催する「製作欲求を発散させる」ことを目的としたクラブ活動。ジャンルにとらわれず日夜奮闘中。新入部員も募集中！
2016年 L’illustre Galerie「LE MONDE」にてグループ展『NURSERY STORIES』で初出展。その後、同ギャラリーグループ展『MEMENTO MORI ~ DAY OF THE DEAD ~』、EARTH+ Gallery コンセプトショップ「LUCK」にて『DOG100%』に参加。2018年よりインテリアデザイナー山﨑哲生が入部し、L’illustre Galerie「LE MONDE」にて初個展『PANTS』を開催。
Webサイト：http://www.catbunnyclub.com/

右：植村 忠透（うえむら ただゆき）
フォトグラファー
青森県出身。東北工業大学を卒業後上京しアシスタントを経て2005年よりフリーランスフォトグラファーとして広告・雑誌・webなどの媒体で活動中。プライベート作品の制作・展示もしており、2017年 RECTO VERSO GALLERYにて グループ展『フォトグラファーの視点 光と瞬 vol.39』に参加。
Webサイト：http://www.taduem.com/

左：佐々木 香菜子（ささき かなこ）
ペイントアーティスト
宮城県出身。ファッションを主軸に、広告、商品パッケージ、企業とのコラボレーションなどを幅広く手掛ける他、抽象画作品の制作や、作品展も意欲的に行なっている。
Webサイト：http://www.sasakikanako.com/

中：山﨑 哲生（やまさき てつお）
インテリアデザイナー
兵庫県出身。桑沢デザイン研究所を卒業後、デザイン設計事務所、映像演出会社等を経てフリーランスに。店舗・住宅・オフィス・展示・イベント等のデザイン設計が主な活動。平行してトライウォール(強化ダンボール)を使っての空間づくりをトライウォールグループ ウィルライフ株式会社と共に制作中。

— CAT BUNNY CLUB（以下、CBC）として活動するキッカケとこれまでの活動内容について教えてください。

植村：私と佐々木はフォトグラファーとペイントアーティストというアプローチは違うけれど「ビジュアルを作る」という仕事をしています。
夫婦という立場から近くでお互いの仕事を見ているうちに、こんなことをやったら面白いのではないか？という話をするようになったのが始まりだと思います。

佐々木：まずはお互いの原点の融合として、プリントした写真に直接ペイントをする作品を作りました。それからはもっと違う分野、例えばプロダクトやそのパッケージングデザイン・立体作品や映像製作と普段の仕事ではできないような事にも挑戦しています。

植村：この違うジャンルへのアプローチのために自分たちの知識や技術の無い部分を「新入部員」という形で補いたい！というのがクラブ活動としている所以でもあるのですが、はじめて個展をおこなうにあたって空間構成と展示方法の提案を山﨑にお願いすることになりました。

山﨑：もともと二人とは家族ぐるみでの飲み仲間という関係でしたが（笑）、いつも酔っ払いながら作品作りについて話をしていたので、彼らのテイストにどう融合していくか？というところでの提案はスムーズに出来たと思っています。

— 最近は主にどのようなお仕事をされていますか？

植村：主に人物を撮る仕事が多く、ビューティー・ポートレイトなどの仕事をしていますが、先日の東京コレクションでは昔から付き合いのあるファッションブランド「SISE」のバックステージフォトを撮らせてもらいました。クライアントワークはイメージへ向けてビジュアルを詰めていくことが多いですが、ライブの中で画を探して切り取っていく作業はまた違った面白さがあります。

佐々木：ファッションや美容ブランド・商業施設とのコラボレーションで、広告やテキスタイル・商品パッケージなどのお仕事のほか、最近では店舗の空間からイメージしたオブジェや作品を制作するお仕事もさせていただいています。イベントとしてライブペイントをやらせていただくこともあり、「パフォーマンスとしてのペイントアート」もどんどんやっていきたいなぁと思っています！

山﨑：空間のデザインとしては”NEXT STANDARD TEA HOUSE”をテーマに渋谷で日本茶を提供する「幻幻庵」や、様々なカルチャーやライフスタイルを提案・発信する、佐賀県有田初のコミュニティースペース「FountainMountain」。他にも空間へのマッチングを考えたプロダクト「Kaku30」をプロトタイプとして展開しています。

— 今回はUVインクジェットを用いて、どのような作品作りをイメージされていますか？

CBC：今回は「商品」ということが重要です。山﨑が入部した事で彼の基本理念にある「生活」というキーワードをテーマにCBCのアートとして表現できればと思っています。
普段目にするモノ・手に取るモノにちょっとした面白さを加えて、生活の中に遊びを取り入れられるような作品を作りたいと思っています！

— なるほど。生活とアート、そしてUVインクジェットがどのように作用するか楽しみです。

CBC：よろしくお願いします！