2015年11月2日〜11月13日に株式会社平和紙業ペーパーボイス東京で行った、弊社主催の展示会「インクでジェット!ジェット!ジェット!」。新進気鋭の5人のクリエーターに弊社のUVインクジェットプリンターを使って、1人につき4作品ポスターをデザインして頂きました。おかげさまで大盛況で終えることができ、400人を超えるお客様にお越し頂くことができました。

「UVインクジェットプリンターをもっとたくさんの方に使って頂きたい!!」「もっとたくさんの作品と出会いたい!!」「より良い作品作りのためのお手伝いがしたい!!」という想いで、この度新しいサービスを立ち上げました。

その名も「マイ インクでジェット!ジェット!ジェット!」。お客様ご自身で作る「インクでジェット!ジェット!ジェット!」です。UVインクの質感を、紙の質感を、是非皆様にも味わって頂けたらと思います。

What is
UV Inkjet
Printer?

「UVインクジェットプリンターって何?」

UVインクジェットプリンターは、普通の印刷と違い、版がいらないので一枚からポスター等の作品をプリントすることができ、普通のインクジェットプリンターとは違い、対象物の表面にUV(紫外線)でカサブタを作るようにインクを硬化させるので、数多くの紙を選択出来ます。さらに、厚みが50mmのものまで通せるので、平面のものであれば木の板やアクリルなど、紙ではないものにもプリント出来てしまいます。インクはCMYK、ライトシアン、ライトマゼンタ、そしてホワイトインクを使用することが出来ます。RGBの入稿にも対応しているので、作品の色味を極力壊すことなくプリントすることが出来ます。さらにホワイトインクを効果的に使うことによって、表現の幅は無限に広がります。これからの印刷業界の重要なアイテムになる、次世代のインクジェットプリンターです。

Technology
that can be in
UV inkjet
printer

「UVインクジェットプリンターで出来る技術」

インクの厚盛り

インクを積層することにより、擬似エンボスの表現が出来ます。1回の出力で最大7レイヤー(7層)まで可能です。写真の調子を使ってデコボコさせたり、文字部分だけを盛り上げたり、全面に柄を入れてみたり・・・。アイデア次第で自在な立体表現が出来ます。

紙地を活かす

ホワイトインクは紙地の隠蔽性が高いため、部分的に紙地を見せる事によって紙のテクスチャーをデザインに活かせます。シルバーの紙で擬似泊を表現したり、蛍光ピンクの紙でネオンを表現したり、インクジェットでは通常出来ない特色刷りのような効果を得ることも出来ます。

ホワイトインクで階調を作る

シルクスクリーン印刷では難しい、ホワイトインクのグラデーションがなめらかです。例えば、色紙にプリントする場合、写真のハイライト〜中間の明るい部分をホワイトインクで表現することによって独特な仕上がりが生まれます。

ストレートに見せる

RGBをそのままプリントすることが出来るので、写真作品など、色味を極力壊さずにプリントすることが出来ます。CMYKインクの他、ライトシアン、ライトマゼンタを使用しているので、普通の印刷と比べ、彩度の高い色を表現出来ます。

紙以外にもダイレクトプリント

木材やアクリルなど、平面であれば、厚さ50mmのものまで出力することが出来ます。サイズも1300mm × 2500mmまでプリント出来るので、テーブルの天板などにもプリントすることが出来ます。

Production
point

「作品制作のポイント」

UVインクジェットプリンターを使って作品を制作するうえでのポイントを「インクでジェット!ジェット!ジェット!」展に参加して頂いた五人のクリエイターの方々に聞いてみました。

宮前 陽さん(KASUGAMARU)グラフィックデザイナー/アートディレクター

微妙に紙地を光らせたりする点では、下地に敷くホワイトインクの調整が必須となるのですが脅威の隠蔽率で隠す事が出来る分、扱いがとても難しかったです。(思ったよりもホワイトが強く出過ぎてしまう)
ただ、こういった部分もショウエイスタッフさんと話し合いながら進めていけるのでとても助かりました。

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加越 博仁さんグラフィックデザイナー/アートディレクター

紙に白インクを刷ったときの隠蔽率の高さを利用して、紙地を"見せる"部分と"隠す"部分をうまく使いこなせばとても面白い表現が可能だと思います。

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柴田 春菜さんグラフィックデザイナー/アートディレクター

厚みのある素材に印刷できること、素材を活かせること、質感をいくつも作れること、色の再現度の高さなどから、デザイナーだけではなくイラストレーター、アーティスト、写真家など、「一点もの」を作りたい方にも是非活用していただきたいです。

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高倉 大輔さんフォトグラファー/デザイナー

ショウエイさんのUVインクジェットのインクはCMYK、ライトシアン、ライトマゼンタを使用することが出来ますしRGBの入稿にも対応しているので、純粋な写真再現性が高く、非常に高精細なプリントが可能です。さらに、ホワイトインクを使って紙の質感表現をコントロールしたり、立体感を持たせることで写真作品の新しい可能性を試すことも面白いです。

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山田 知子さんエディトリアルデザイナー

オフセット印刷では用紙の上にインクや加工を乗せるイメージですが、UVインクジェットは用紙の質感をインクで覆い隠していくというイメージでつくると面白いものができます!

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Price

  • ※別途データ作成費等が発生する場合がございます。 ※紙など、メディア代は別途料金となります。 ※同データ枚数出力割引もございます。
  • ※メディアの種類によって事前にテストが必要な場合や、素材によってはプリントが出来ない場合がございますので、ご相談ください。
Spec/ 性能について
マシン Truepress Jet 2500UV
(株式会社SCREENグラフィックアンドプレシジョンソリューションズ)
プリント 最大サイズ 1300mm × 2500mm ロール紙にも対応
50mmの厚さのものまで対応可能
インク オリジナルフレキシブルUVインク(折り曲げることが出来ます)
CMYK + ライトシアン + ライトマゼンタ + ホワイト 全7色
7レイヤーまで積層することが出来ます。
Data/ データ作成について
Adobe illustrator、Adobe photoshopで作成してください。
CMYK・RGBどちらでも対応可能です。
ホワイト版は別ファイルかレイヤーで分けてグレースケールで作成してください。
7レイヤーの使用はレイヤーで分けて作成してください。
カンプ、仕上がりイメージ、指示書等を頂いております。