吉田 祐（よしだ たすく）
1984年生まれ。デザイン専門学校を卒業後、WEB制作会社に就職。アパレル・ジュエリー・航空会社などのWEBプロモーションのプロジェクトマネージメントからデザインまでを担当する。その後、他のデザイン事務所やクリエイティブエージェンシーなど数社での経験を経て、2016年5月、株式会社ブラフを設立。ブランディング領域から、最新のデジタルデバイスのコンテンツ制作まで、幅広いプロジェクトを手がける。
Webサイト：http://braph.jp/

左：JET、中：POP、右：80’s

— 今回制作した作品のコンセプトを教えていただけますか？

吉田：時代が一巡し、昨今再流行しているNew 80’sデザイン。その「懐かしいけど新しい」グラフィックを古いプロダクトに被せて印刷することで、新旧の対比によって何か見えてくることがあるのではないか？という発想で制作を進めました。
様々な素材を検討した結果、ただ古いだけではなく、「過去の要素」がより分かりやすいプロダクトが望ましいと考え、その当時のグラフィックが印刷されている古着のTシャツを選択しました。また、せっかく作品に触れることができる展示会ですので、壁掛けではなく「Tシャツを手にとって広げて見る」という行為含めて作品の一部にできたらいいなという思いもあります。

— UVインクジェットの魅力はどんなところでしたか？

吉田：「素材」「形状」双方の軸で、様々なものに印刷ができるという点ですね。プロダクトに直接印刷ができることにより表現の幅がとても広がりました。

— 最後に、これからあなたが目指していることを教えていただけますか？

吉田：媒体やジャンルに囚われず、常に新しいモノ・コトに関わっていきたいなと思っています。