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わたしたちの視点

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[PIM]八木 彩「部活のような雰囲気の活動にしよう!」

八木 彩(やぎ あや)
アートディレクター / グラフィックデザイナー
1985年、兵庫県生まれ。武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科卒。電通1CRP局所属。
広告を中心に、グラフィックデザイン、ブランディング、ロゴデザイン、パッケージデザインなどを手掛ける。
Webサイト:http://yagiaya.com/

— 最近は主にどのようなお仕事をされていますか?
八木:1番最近ですと、電通新卒採用のアートディレクションを担当しています。
120ページのパンフレット制作も担当し、社内の情報をまとめた1冊を作りました。
自分が就活をしていた時のパンフレットのことを今も覚えていて、
それを見てすごくワクワクした思い出があるので、
その気持ちを届けられるように、見せ方を工夫したつもりです。


電通「DENTSU RECRUIT 2020」
https://www.career.dentsu.jp/recruit/2020/top


Kracie「ICHIKAMI Natural Care Select」


CHEMICOS CREATIONS「JAPAN QUARITY EYELINER」

— PAPER&INKJET MANIAというグループ名は、どのようにして生まれたのですか?
八木:チームメンバーで最初は個々の作品ではなく、
まずこの活動の意義や、どのような活動にしていくかを話し合いました。
その時に、あまり重くなく、みんながそこで実験を楽しめる様な
部活のような雰囲気の活動にしよう!という方向性が固まりました。
グループ名もみんなでアイデアを出し合ったのですが、
「MANIA」という響きが、ちょっと遊び心があって、部活っぽい雰囲気があるね、
ということになり、この名前になりました。
今後も、この活動を続けていけたらいいなと思っていますし、
新メンバーも増やしていきたいです。
— UVインクジェットについてどのようなイメージを持たれていますか?
八木:わたしが入社した時はまだ印刷のポスターも多かったのですが、
最近はB0サイズのポスターはほとんどインクジェットで作られている印象を持っています。
ただ、濃い色を載せると、紙の質感をつぶしてしまって、
インクジェット特有のざらっとした重い質感になるので、
今後それがコントロールできるようになるといいなとは感じています。
— 紙の良い所はどこですか?
八木:今回の展示でも自分のテーマとなりましたが、質感があるところかなと思っています。
ツルッとしていたり、ざらっとしていたり、ふわふわしていたり、軽かったり。
素敵な印刷物を手に入れるとすごく幸せな気持ちになるのですが、笑
そういった感覚は、デジタル上ではなかなかないなと感じます。
— 展示会の注目ポイントは?
八木:3人が、紙とインクジェットの可能性を広げられるように考え、
普段の仕事ではなかなかやれないような、実験性あるチャレンジを
それぞれの解釈で取り組みました。
わたしたちの作品を通して、何か他の取り組みへのヒントを見つけていただけたら嬉しいです。
— 私達も作品の制作を通して、紙とインクジェットの可能性をみつけたいと思います。よろしくお願いいたします。
八木:よろしくお願いします。

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