田窪恭治展 風景芸術 開催のお知らせ
2011年2月26日(土)~5月8日(日)迄、”東京都現代美術館”で美術家、田窪恭治氏の東京では初めてとなる個展が開催されます。その中で会場に展示される作品の一部は、UVインクジェットでのプリントによるものです。
【 絶対現場 】
1987年に、再開発の進む都心のごく普通の木造住宅を構造部分まで解体し、板ガラスを張り、その上を歩くプロジェクト「絶対現場」。弊社では、当時の写真を最大に引き伸ばし、厚さ2mm、サイズ1.25m×2.5mのアルミ板にUVインクジェットで直接プリント。最大サイズ5m×7.5m、12枚のアルミ板を施行して1枚の写真を表現しています。アルミ板独特の重厚な質感に、戸外から差し込む光と室内のライティングによって起こる色の変化、作品の世界観と迫力ある大きさで見応えのある作品に仕上がっています。本展では、1987年に建築家の鈴木了二氏、写真家の安齊重男氏とともに実施した《絶対現場》に基づく、田窪氏による再構成を展示します。
【 林檎の礼拝堂 】
田窪氏は1999年までフランス、ノルマンディー地方に移り住み、10年にわたり、廃墟と化していた礼拝堂の再生に取り組んだ「林檎の礼拝堂」を館内に見事再現しています。その中で礼拝堂を下からライトを当てる表現を、厚さ8mm、サイズ390mm×1875mmのアクリル板2枚を、UVインクジェットで直接プリントして施行しています。
【 金刀比羅宮空撮 】
厚さ8mmのアクリル板2枚にUVインクジェットでカラー+ホワイトを直接プリント。施行サイズ2.4m×2.4m
【 琴平山再生計画 】
厚さ2mmのアルミ板にUVインクジェットでカラー+ホワイトを直接プリント。施行サイズ1.25m×2